良い商品は売れる。 確かに間違っていません。
その商品が有名であれば……。

無名の商品ではどんなに良くても、普通は売れません。
それを無視して、良いものだから売れるだろう。と言う甘い認識では、起業してもすぐに行き詰まってしまいます。

起業する人が陥る失敗例の一つです。

何故失敗してしまうのか? 理由は様々ですが、多くの場合は以下に挙げる事が理由となっている場合があります。

 

良い商品の前提が間違っている場合。

良い商品だから必ず売れる。と言うのは、けしてウソではありませんが、真実でもありません。

まだ世界の何処にも無い商品であれば、売れるかもしれませんが、そんな商品(サービス)はそうそうありません。大抵、似たような商品が何処かにあります。

その場合は、競合する商品よりも、品質が高いとか、価格が安いと言う程度でしか違いが無い場合は、良い商品とは言いません。

それは、競合に対して少し差別化が出来る商品でしかありません。

今の世の中は、品質が高くて、価格が高いモノや、品質は今にとつだけど安い。と言ったモノが溢れています。

本当の意味でに良い商品と言うものは、品質が高く、価格が安いモノを言います。

起業して販売しようとしている商品(サービス)は、本当に良い商品でしょうか?
もう一度冷静に考えてください。

 

営業力(販売力)・集客力が無ければ、どんな商品も売れません。

もし、本当に良い商品でも、必ず売れるとは限りません。

販売方法は様々ですが、本当に素晴らしい商品(サービス)でも、営業力(集客力)が無ければ売れる事はありません。

起業する人は、その商品の魅力ばかりを見て、こうした営業や集客に関しては、良い商品だから売れると盲信的に思い込んでしまい、具体的な販売手法まで考えないで起業してしまう人が多くいます。

 

失敗を回避する方法は……。

こうした失敗を回避するには、どのようにすればよいのでしょうか?

まずは、冷静になりどんな販売手法があるのかを検討する事です。
商品(サービス)によって、最適な販売方法があります。
そして、その販売方法に適した営業(集客)方法を模索する事です。

起業する人の多くは、素晴らしい商品をみんなに知ってもらいたい。使ってもらいたいと言う気持ちが先に立って、足元がおろそかになっている場合が多く見受けられます。この様な場合は冷静になり、扱う商品の魅力を再検討して、どの様な販売戦略をとり商品を売っていくのかを、出来るだけ具体的なシュミレーションをした上で、実行しないと上手く行きません。
また立案した販売戦略が必ずしも正しいとは限らないので、定期的な販売戦略の見直しも必要です。

起業した人に限らず言える事ですが、営業や集客が上手く行かない場合は、その原因を突き止めて改善して行くしか方法はありません。

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