Webサイトの目的は、サイトの種類にもよりますが、大抵 お問合せや資料請求、商品購入等、訪問者を顧客に変えるためのアクション(これをコンバージョンといいます。)だと思います。

サイトの目的がお問合せなら、お問合せ件数がコンバージョン数です。コンバージョンについては、コンバージョン数の他 コンバージョン率(コンバージョン数/アクセス数)がWebサイトの効果を示す指標で使われます。 「コンバージョンは5件」「コンバージョン率は1%」などという言葉をよく耳にします。

コンバージョンを目的としてブログを書く場合、商品の情報や利点を書くだけでは、ただのカタログブログになってしまいお問合せや商品購入にはまず繋がりません。

コンバージョンに繋げる為には、3つのポイントがあります。
そのポイントを押さえる事で、確実に集客とコンバージョン率が上がる書き方があります。
今回は、その3つのポイントについてお話しします。

1.ターゲット(お客様)を明確にする。

まずブログを書く為に最初にする事は、ターゲット(お客様)を明確にする事です。
商品販売でも、サービス提供でも。そして対企業のBtoB販売のモノでも、全て【売りたい相手】が必ずいるはずです。

売りたい相手が解らない商品を売る事は、プロのセールスマンもでかなり難しい事です。
まず【誰に使ってもらいたいのか?】を明確にしなければなりません。

そんな事は解っている、と言う声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?
売りたいターゲットは主婦とか、OLと言った大きな括りでは無いでしょうか?

それでは今までと同じだと思います。
もし、商品販売で同じ商品を他社で扱っていた場合に、どう差別化をすればよいのでしょうか?
今言った大きな括りでのターゲットの考え方では、おそらく他社との差別化は難しいでしょう。

集客や販売に繋がるブログを書く為には、更に深く考える必要があります。
主婦向けの商品であれば、年齢層や志向、普段の生活レベルまで考えて、より具体的なターゲット層を考えます。
何故そこまでしなければならないのでしょうか? ターゲットなんてそんなに重要ではないだろう?
商品(サービス)がいいのだから、売れるだろう? と思っているようなら、集客は上手く行かないでしょう。
そして上手く行かない原因もわかりません。

ブログに限った事ではありませんが、伝えたい相手が曖昧だと、伝えるべき内容も曖昧になってしまいます。
ターゲットを深く考える事で、【伝えるべき内容】の整理が初めて出来るようになります。
この伝えるべき内容を理解する為にも、ターゲットの設定は、重要です。
このターゲット設定を間違えると全てが台無しになってしまうので、様々なターゲットを検討する事は重要な作業になります。

ポイント:明確なターゲットの詳細な設定が無ければ、集客は成功しない。

2.ターゲット(お客様)が求める情報を提供する。

集客に繋がるブログの2つ目のポイントは、ターゲットが求める情報を提供する事です。
ここでよくある間違いは、商品の詳細なデータを提供する事ではなく、ターゲットが何を求めているのかを考える事です。

商品情報(価格や大きさなどのスペック)はあって当たり前の情報です。
では、どうやってターゲットが求める情報を知る事が出来るのでしょうか?

アンケートなどを行って知るのでしょうか?
それとも直接お客様から情報を聞き出す?
どちらも、時間とお金があれは、やりたい事でしょう。しかし集客の為とは言え、そこまでの手間をかける事は出来ません。
ではどのようにすればよいのでしょうか?

そこで、先ほどのターゲット設定が活きてきます。
先ほどターゲットの詳細を考える事は、ここに繋がっているのです。
ターゲットの詳細を考えると言う事は、普段の生活や趣味や志向など出来るだけ詳しくと言いました。
そうしたターゲットの人物像から。こういったお客様ならば、こんな情報が欲しいはず。
と言う答えがいくつか見えてきます。

もし、そこまでたどり着けないのであれば、まだターゲットの設定が甘いのかもしれません。
またターゲットの設定が間違っていた場合も同様に、上手く回答が見つからないでしょう。
このシュミレーションがブログを書く2つめのカギになります。

最初のターゲット設定の重要性は、この2つ目のポイントに活きてくるのです。

ポイント:ターゲットの求める情報は、最初のターゲット設定である程度決まるので、上手くシュミレーション出来ない場合は、ターゲット設定を見直してみる事が重要です。

3.お客様に気付かせる事(疑似体験)で、コンバージョン率は上がります。

上手くシュミレーションが出来れば、あとはブログを書くだけ……。ではありません。
もちろん、その情報を書く事はいいのですが、もう一つやるべきことがあります。

それは、最後のひと押しです。
欲しい情報があれば、集客に繋がる要素としては満たしてはいますが、最後にもうひと押しします。

最後のひと押しは、その商品やサービスをお客様が使っている状況を具体的に書き、その商品・サービスの利点をお客様自身に気付かせる事です。
具体的な例として、商品を購入した後の自分を想像させる事で、購買意欲を刺激させます。

皆さんも経験が無いでしょうか?
実際に商品を手に取り、試してみる行為をする事で、商品購入に繋がった経験が誰にでもあると思います。
そう言った行為の代替えを、考えてブログの最後に書きます。

ブログは上から下へ読み進んで行きます。
ターゲットが必要な情報を得た状態にしておき、最後にこうした疑似体験を想像させる事で、商品・サービスの良さをお客様自身に気付かせる事です。
こうした気付きがあるか無いかで、商品やサービスの購入率(コンバージョン率)が大きく変わります。

ではどうやって、その疑似体験を書けば良いのでしょうか?
ここでも、最初のターゲット設定が活きてきます。
ターゲット設定がしっかり出来ていれば、この疑似体験も容易にシュミレーションできるでしょう。

もし、上手く行かないようであれば、実際に自分が使っているところを想像してください。
商品の優れている点を理解しているのは、ターゲットではなく、商品を販売する側の人でしょう。
販売する側が、上手く想像できない商品は、例え世界に一つの素晴らしい商品でも、売れる事はありません。

その為にも、まずは販売する側がその商品・サービスの魅力を確実に把握しておく必要があります。
そのような事は無いとは思いますが……。

ポイント:商品利用の利点を気付かせる(疑似体験)をさせる事で、商品購入の後押しをする。

集客に繋がるブログの書き方のポイントは、
・ターゲットを明確にして
・ターゲットが求める情報を提供し
・最後に商品の良さを気付かせる

ことです。

ただ単に商品の利点や安さだけを書くだけでは、購買行動は起きません。
幅広くお客様を得たいのであれば、それぞれのターゲットに向けたブログを書く必要があります。

このブログを読んで、こんな事は出来ないと思った方。
初めから完ぺきな内容で書くことは、誰も出来ません。
繰り返しブログを書く事で、少しずつですが、内容が良くなって行きます。

まずは、この3つのポイントを頭において、ブログを書く練習をしましょう。
書く事に慣れると言う事も重要です。
ブログからの集客に近道はありません。日々の積み重ねでしか、ブログからの集客は見こめません。

多くの人は、こうした過程の途中で挫折してしまいます。
諦めずに続けた人だけが、いつの間にか多くの人を集めるブログを書いています。

集客ブログについてのご相談も承っております。