SNSの個人情報が大量に漏れ出した事が記憶に新しい影響もあり、オンライン上に個人情報が漏洩する事件は稀有ではなくなってきている上に、これまでは無関心であった人々の間にも深刻な問題であると認識されるようになっています。

そのため、防衛策としてのセキュリティ面は年を追う毎に注目度が高まっており、今日ではウェブサイトを常時SSLにするという事例も増加傾向にあります。

しかも、大手検索エンジンのgoogleが2014年の8月にSSLにしている事を示すURLをランキングシグナルにすると公表した事も相まって、国内の大手ポータルサイトも検索結果をSSLにする事を公表しており、今後は尚一層多くのウェブサイトが同様の流れに乗る事が確実視されているので加速する事は必至です。

そうした流れを受けてまだ常時SSLにしていない企業などは速やかに切り替えをしなければならないと感じている一方で、気がかりな事もあり一枚岩ではいかないと考えいるのも事実です。

そこで、導入に際しては持ち合わせているメリットとデメリットを正しく理解する事が重要になるのですが、常時SSLにする事によるメリットと言えばやはりセキュリティを著しく強化させられる点が挙げられます。

インターネット上にてやり取りを行う個人情報というのは決してフォームに対し入力を行う氏名やクレジットカードの番号、パスワードのみに限らずCookieなどのデータもあります。
他にもログイン情報や閲覧履歴なども例外ではないのですが、常時SSLにすればあらゆる情報の流出を根本的に食い止められるようになります。

また、googleがSSLを推し進めている事も相まって通常のウェブサイトよりもセキュリティ対策を行っているウェブサイトの方が検索結果の上位に位置しやすくなりますし、googleも上位に表示させるようにすると公表しています。

そのため、SSLを導入しておいた方がアクセス数が増加し企業の経営が向上したり、消費者の流入を増やせるようになります。

一方、常時SSLは高いセキュリティにより頼もしさが感じられる反面、従来のウェブサイトの運用に比較すると発生するコストが大きくなってしまい、一年間でおよそ10万円の費用が新たに発生する恐れもあります。

さらに、ウェブサイトをSSLにする際には存在している全てを準拠させる必要性があるので、広告などが対応していなければ広告収入が大幅に減るというデメリットも確認されています。

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