起業で失敗する、多くの原因の一つとして、マーケットニーズにマッチしてない、つまり「売れない商品(サービス)」を提供している。と言うモノがあります。売れない商品は、何をどうやっても、売れません。例え自分が良いと思う商品でも欲しいと思う人がいなければ、売れるはずもありません。

 

その商品(サービス)は求められているのか?

まず、その商品は本当に求められているのでしょうか?「あれば便利」程度では、例え売れてもその数は多くはありません。数多く売る為には、その商品が「絶対に欲しい」「買わないと損」だと購入者に思わせる事が出来ないと、売れません。

ニッチなマーケットを狙っても、販売が軌道に乗るまでには時間がかかります。売れるまでの時間、多くの集客費用がかかり結果的に収益が減ります。ですから起業で成功する為には、多くの人が望む商品でなければなりません。

 

今、売れる商品なのか?

例え良い商品(サービス)でも、その商品は今売れる商品でしょうか?
2~3年後には売れる可能性のある商品でも、今の段階で売れる可能性はどのくらいありますか?
もし、今は売れないのであれば、それは避けるべき商品なのかもしれません。
売れるまでの期間を耐える事が出来るだけの資本を持っていればよいですが、多くの方はそこまでの資金は無いと思います。ですからまずは投入すべきタイミングを慎重に考えるべきです。

 

マーケットニーズに対する処方箋。

個人的に良い商品だから売れると、思い込んでその場の勢いだけで、起業しない事です。
まずは、本当にその商品(サービス)が市場に求められているのかを確認しましょう。

マーケットニーズの簡単な確認方法は、Googleなどの検索エンジンを使った検索である程度調べる事が出来ます。
類似の商品名やサービスなどを検索し、メーカーサイトではなく、ブログなどの記事がどの程度あるのかで、マーケットニーズを見る事が出来ます。

人気の商品やサービスは必ず一般のブログに投稿されます。
一般人がブログに投稿する事と言う事は、それだけ注目されていると言う事です。またニュース記事などに取り上げれていれば、それは世の中に認められている商品といえるでしょう。

もう少し詳しく知りたい場合は、SEOキーワード検索ツールなどを使って、商品名などの検索がどの程度行われているのかを知る方法があります。これは特定のキーワードが、どのくらい検索されているのかを数値化したツールです。検索結果の数値が多ければ多いほど、商品を探している人がいる(マーケットニーズがある)と言う事になります。

もし、これらの結果が悪かった場合は、あまりニーズが無いと言えます。
ニーズの無い商品を売る為には、非常に手間と時間・そして資金が必要になります。
どうしても、その商品(サービス)を売りたいと言うのであれば、しっかりした販売戦略と戦術が必要になります。
それらを整えた上で、失敗するリスクを背負う覚悟が無ければ、起業しない方が良いかもしれません。

まずは冷静になり、各種の分析をしてから、起業プランを練り直す事が重要だと思います。

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